奈良の山々

2012年4月に東京都町田市から奈良県川上村に引っ越した大池成の日記。

2012年9月2日(日)

赤目の畑は、8月草刈ってなかたので、草ぼうぼうです。今日中に種蒔きできるかな。
    やぶ蚊でかゆい。写真パソにも送ります。あー、痒い。
パン修業イン ニセコ
パン修業イン ニセコ
いよいよ ニセコでパンの修行。
  1日おきに、13時頃から、酵母4種類に 粉、岩塩、湧き水、野菜、フルーツなどを混ぜ、練り上げる。限界の水分を使って練っているので、ふつうなら、ベタついて、練りは至難の技。今回、10日間は、見て修行で、一度だけ、練らせていただき、ベタついて、練りが完全ではなかった。家に帰って練習。
三時間位で終了。練り上がった生地は、一晩低温発酵させる。
次に日、朝5時から、分割、ベンチタイム、成形、発酵、焼きである。13時か14時頃焼きが終わる。冷めてから、梱包、配送。17時前に1日が終了。

目にうろこのことがいっぱいあり、頭がパニックになり、どんだけ覚えられたか!これからの練習が、たいへんであることが、認識しました。
10日間、僕は4時に起き、瞑想、ヨガ、1日おきに散歩し、日中はパン修行、 夜は瞑想後、9時頃に寝て、まるで、瞑想の10日間コースをとっている気分で、充実していました。

毎日、見えた羊蹄山と 作らせていただいたパンの写真、添付します。
友人の美穂さんのパンは、材料にこだわり、身体に優しいパンを手作りで、丁寧に作っておられます。
全粒粉を使って、どっしりした、中のモッチリしたパンを手作りされています。また、小麦アレルギーの方も食べられるパンも作っておられます。食べたい方は、南青山5-5-21のPure cafeで、ラマシパンくださいと言えば、食べられます。

  旅立つ時、美穂さんが、カンパーニョをくださり、帰路の電車、バスの中で 食べました。
感謝、感謝です。お礼は、美味しい自分流のパンを作り、送りたいと思います。

奈良の山奥に引っ越し、脱原発活動から、離れ、無職になり、自然農とその学び、また、漢方も学び始め、こちらの生活に馴染むことで、精一杯で、また、今回こちらの生活を支えるパン修行をして、この4ヶ月、何かしています。町田にいる時より、日々の生活が充実しています。テレビもラジオのない自分に合わせた生活です。
お茶も、ヨモギ茶、ドクダミ茶、シソ茶、三種類を自分で作り、番茶もお隣さんが作ってもらいました。 自然農をして、なるべく自給自足して行くことが、自然に沿った、自然に優しい生活だと感じています。
ニセコには、ニセコのゆっくりした時間の流れを感じました。
北海道を旅立ち、奈良の山奥に戻れば、奈良の山奥の時間の流れの生活に戻ることを飛行機のタラップに足をかけた時、思いいたりました。

7月7日

1、2時間寝ただけで、元気になり、近くの岩尾別温泉に行く。混浴の露天風呂は誰も居なく、一番奥のあまり掃除していない露天風呂に入る。熊がでたら、裸で逃げるのかなと、考えながら湯につかる。自然の中の無料の温泉である。戻ると、もう1つの露天風呂に親子で、きれいな若い女性が入っていた。こちらに入るべきだったかな、と、ふと思う。
 
  知床半島の反対側の羅臼を目指す。途中、熊の湯に行くが、人がいっぱいなので、パス。そのまま、羅臼の町を抜け、知床半島行き止まりの相泊に行き、羅臼昆布を買う。生憎、ね昆布はなく、後日、郵送してもらう。ちなみに、根昆布は、夜水につけておくと、朝ヨードがいっぱい出て、それを飲めば、身体もバッチリですね。
相泊には、露天の温泉が、海岸にあり、高潮がくれば、隠れてしまう温泉がある。行くと入れ違いで、一人ゆっくり、海を見ながら湯につかる。最高の温泉です。
  熊の湯で車中泊するつもりだったけど、日がまだ、あったので、摩周湖に向かう。途中、キタキツネを見るが、すぐ逃げる。健康そうなお尻をしていた。エサをもらっていた知床のキタキツネが痩せていて、農業地の自然のキタキツネが元気で、太っていたのは、なぜか? 観光地で、人から 添加物いっぱいの食べ物を時々もらい、狩りを忘れ、ガリガリになっているのではないか!

  夜8時頃、摩周湖に着く。霧いっぱいで、またも、摩周湖は見れず。イベントの準備中、車中泊止め、霧の中、阿寒湖近くの道の駅あいおいで車中泊。毛布もないので、寒い。翌日は、雌阿寒の原生林を歩くが、やはり、ヒグマ出没の看板が気になり、1時間ほどで、切り上げる。
然別湖のナキウサギを見るため、ロングドライブ。着いたら、そこにも、ヒグマ出没の看板あり、躊躇。8年前は看板もなく、15分ほど、原生林に入ったところだが、人が通る道は熊笹が刈られていたけど、今回は、行く人もあまりいないのか、熊笹が道を被っていた。せっかく来たので、熊笹をかき分け入って行く。15分ほど行くと瓦礫の山があり、そこにナキウサギが多く生息している。一人先着がいて、カメラマンの方で、ナキウサギを狙うテンを撮りに来られていた。しばらく、黙って座って待っていると、四メーター位先に、子供のナキウサギが現れ、感激する。写真を撮るが、岩と同じような色と小さいので、携帯のカメラでは 判別出来ず、あきらめる。が、脳裡に残る。すぐ近くのナキウサギの生息地に行くと、キタキツネが二匹いて、健康そうな感じで、ナキウサギを捕っているのか、痩せていなかった。僕が近づくと、逃げた。

2012年7月6日

7月6日、夕方新千歳空港に着き、パンの修行まで、三日間あるので、知床に向かいました。
  北海道は、天気で、湿気も低く、爽やかです。
  レンタカーを借り、夕陽を背に、知床に出発です。途中で、食料と水を買い、夜を通して、ドライブです。夜道で、景色見れず、少し退屈ですが、車が少なく、快適な運転。夜通し、ドライブして、回りが明るくなった頃に、知床の観光地のウトロに着きました。5時前、人がまだねてる、ウトロの街の信号で、止まると、さっそく、珍しい光景に出くわしました。キタキツネが、街に現れ、猫を追いかけていました。六メーター位の間隔で、にらみ合い、猫は、必死に逃げる瞬間を待ち、一瞬、キタキツネが、隙を与えた時、少し離れた車の下に逃げ込みました。キタキツネは、獲物を狩る時、獲物の上から、獲物の後ろ首を狙うと思うので、猫は生き延び、キタキツネは、狩りが失敗。
観光地か、次に、キタキツネは、止まっている僕の車に近づいて来ました。その時、キタキツネがガリガリに痩せているのに気づき、病気な感じ。それとも、エサ不足。持っているパンをやり、写真を撮らせてもらい、知床の奥に向かいました。
街を抜けると、左手はオホーツク海、右手は原生林が、明るくなり見えてきた。しばらく走ると、8年前、通行止めのカムイワッカの滝が行けたので、原生林の中、砂利道をゆっくりと走り、手付かずの自然を満悦。エゾシカもちらほら現れ、急に崖から飛び出し、車の前を横切り、ブレーキ。ヒヤリ!!時速20キロだったので、ぶつからずすんだ。キタキツネの子供も現れ、車を停め、パンをやる。この子キツネも痩せていた。突き当たりに着くと、そこからは、立ち入り禁止で、事前に申請した者が、登山できる。次回、痩せていたら、登りたい。
ヒグマ出没の看板があり、身が引き締まる思いである。

さすが、寝ていないので、車の椅子を倒し、仮眠する。

2012年7月6日
こんばんは!
奈良は今日、1日雨。日中は、涼しかったけど、日が落ちると寒くなって来ました。
写真は、奈良の山奥でできた男爵です。市販されていた種いも使用のせいか、途中で成長が止まり、収穫も今一です。隣の畝のアンデスレッドは、1ヶ月遅れで植えましたが、立派に育っていて楽しみです。
次のは、ヨモギを自然農の赤目塾の自分の畑で自生のを干したヨモギ茶です。当然無農薬、無肥料です。
  パンは、自家製天然酵母パンで、少しはうまく焼けました。
  山へきてから、お店がないので、必然的に自炊ですが、料理が楽しくなって来ました。又、お茶が旨い。水道水ですが、塩素は入ってない山の水です。富士山の湧き水と比べたけど、こちらのが美味しかったです。町田では、ほとんどお茶は飲まず、水ばかりでしたが、こちらは、毎日美味しいお茶を飲んでいます。

さぁ、明日からは、北海道で友人宅で、パン作りの修行です。

2012年6月26日(火)

こんにちは、虎太郎さん。
奈良の山奥に引っ越し、はや、2ヶ月になります。三年前にいただいたアンデスレッドが、引っ越しで、1ヶ月遅れで、植えましたが、元気に育っています。隣で作った男爵より、立派に育ちました。ふるさとのアンデス山脈とよく似た山が合っているかもしれませんね。収穫が楽しみです。
  今年は、僅かに小麦が収穫。猪にやられました。田植えは、赤米を植えました。猪にやられないことを願うだけです。

赤目は、自然農だけでなく、色々学べて、楽しいです。
山は、空気がうまく、気分がいいですね。
  東京に行く時は、寄れたら寄ります。       池

2012年6月21日(木)

 梅雨の谷間をみて、昨日は、猪に荒らされ、食べらた麦畑で、なぎ倒された麦の刈り入れをしました。
 たいへんでした。朝9時から3時まで飯も食べずに夢中にしていたら、たいへんさを学ばせてくれた猪にも感謝の気持ちが出てきました。でもすぐ、そんな甘い考えではダメだとも思いました。パン1個の小麦を収穫するたいへんさを学びました。まだまだ、何日も乾燥、脱穀、粉にひく作業があります。そしてまだパンを焼く作業。たった1個のパンを得る為、去年の11月からの種まきを思い出しました。

 なにもかも、金に変え、価値観を決めていましたが、それは、苦しみを生むことがわかってきました。
 生きる、自然と共に生きることは、心が落ち着きます。川のせせらぎ、小鳥の声を聞きながらの農作業は、疲れますが、気持ちがいいです。
 また、今後、小麦を大事に、パン作りをしていきたいです。

 さて、今度は 田植えです。
 もう、自然界の洗礼を受けています。稲の苗床を二回しましたが、おけらにやられました。今回は、苗をわけてもらって田植えをします。
 遅く家に帰って来たら、玄関のうち網戸に、逃走中のクワガタくんが、まるで、出迎えるようにしていました。嬉しくなり、外の木の幹にそっと置いてきました。
2012年6月14日(木)
今日は、梅雨の谷間で、晴天。日射しが眩しく、日向は暑いです。昨日の梅雨の肌寒から、日向では 汗が出ます。久しぶりの洗濯日。
近くに迫る山々は、一段と緑が濃くなり 空気の良さが増したような気がします。
  最近、山から下りて 町に出ると、空気の違いを感じます。そして、山に戻りたくなります。空気がうまい!
  一昨日、寝るとき 背中に違和感を感じ 手を伸ばしたら、3センチ位の黒いのが落ちて、一瞬、ゴキブリと思ったら、なんと、クワガタでした。ちなみにゴキブリはいません。空き箱にクワガタを入れて、明日放すつもりでしたが、朝 箱をみたら、いませんでした。現在、部屋の中、クワガタくん逃走中。
  畑では、沢蟹がいて、嬉しくなりました。
  裏の空き地では、大きなハブが出て 見つけた人は、びっくり。たまにしか、山に来ない人で、隣のおばちゃんに 何故、殺さないのと、少し叱られ気味に言われていました。そうそう ここでは、まむしのことをハブと言っています。ハブは、梅雨頃から出てくるそうです。たいがい、夫婦でいるそうです。去年は、隣のおばちゃんが噛まれ、手当てが遅れ、危なかったそうです。足を噛まれ、100日間動けなく、里の子どもの世話になったと言われました。
2012年5月18日(金)

 こんにちは、大池です。奈良県の山奥の川上村に移り、約1ヶ月経ちました。

 だんだんと 奈良の山も濃い緑一面です。庭の八重桜が、先日の雨で散り始めました。朝晩は、まだ、少し寒い日があり、近くのおばあちゃんは、6月の梅雨明けまで、こたつは使うと言ってました。

 そのおばあちゃんは、90歳ですが,元気で畑仕事をして、一人で生活してます。僕が、グループホームの仕事で世話をしていた老人の方々と目力が違います。

 「山を降りて、こどもの世話になる気はない。兄ちゃん(僕の事)もし、倒れたら、病院に連れて行ってな」と言います。ほとんど、家に居れば、様子見に顔を出します。そうすると、兄ちゃん、ありがとう!と言ってくれます。

 そのおばあちゃんから、獣害よけの前面、天井も網で囲った畑を借りて、自然農を始めました。また、山過ぎて、田んぼがないので、山から降りて、家から30キロ行った小さな部落のそこも過疎化され、空いてる田んぼを昨日、借りる事が出来ました。四畝?100坪ほどで、今年は無理せず、来年から借ります。今年は、草刈です。

 

 お百姓さんにとっては,畑と違い,田んぼは命であるため、貸し借りが難しいのです。田んぼの草と治水の管理が、大事なのです。ただ、農薬、除草剤、肥料を使わず、機会も使わない、鍬と鋤だけの自然農だと言ってないので、どうなることか。

 まあ、ぼちぼちと、肩肘張らず、自然体でやっていければいいかなと思ってます。

 

 赤目塾では、田んぼと畑を借り、実習をしています。習った事をすぐ実践出来る事は、百姓経験がない僕には有難いです。

 また、沢蟹、蛙 もぐら おけらなど、自然そのものの田んぼ、畑の作業は楽しいです。先日は、おけらに稲の苗床の種が食べられ、作り直し。で、新たな苗床はもぐらの穴があり、埋めなおしたけれど、天候や害獣で実りが手にはいるかどうか、楽しみです。

 

 では、今から、畑仕事です。

 

                                               池

 

                                                        

What's new?

会報「四葉のクローバーのたより」13号が発行されました(2016年4月1日)

 

上の下線付き文字列をクリックすると、内容が右のページに表示されます。

 

過去のイベント情報

☆ 講演会

「原発事故を考える町田市民の会」主催(共催:放射NO!拡散防止ネットワーク)詳細

 

☆ 講演会

テーマ「本当に安全? 町田・多摩地域での被災地がれきの焼却」

池田こみち氏 × 奈須りえ氏

2012年7月7日(土)13:45~16:45(開場 13:15)
場所 わくわくプラザ町田 (042-723-2180) 3階講習室 町田市森野1-1-15

参加費 500円(定員150名 ※席の空数に応じて当日券を発行します)

 

☆ 講演会

2012年6月24日(日)13:30~

玉川学園文化センター

 第2・第3会議室

テーマ 現在ある原発の危険性

講師  井野博満氏

 

☆ 映画上映会

町田市民測定室準備会主催

映画『内部被ばくを生き抜く』

上映と鎌仲ひとみ監督のトーク

2012年6月16日(土)

9:30~12:00

玉川学園文化センターホール

入場料1000円 /チケットは自然食品店明日葉で。

 

☆ 講演会

町田市民測定室準備会主催

馬場利子さん講演会  詳細

「健やかな命を未来に」  食と健康・環境汚染・放射能のお話

2012年6月5日(火) 

10:00~12:00 講演会

12:30 ~  ランチ&交流会

「福島支援」へのご協力に感謝します 詳細

☆ 集会

第2回 福島支援集会

4月15日 13:30 ~ 16:30

玉川学園文化センター  ホール

詩の朗読  

早野ゆかりさんほか

  和合亮一作品集より

講演   佐藤幸子さん 

  福島に診療所を! 詳細

☆ バスツアー

3.11福島バスツアー」を企画しました! 詳細

集会のお知らせ 詳細

2012年1月22日(日)

 13:30~16:00

玉川学園文化センター

  2階 第一会議室 

藤原寿和さんのお話し      

         

☆ 集会

2011年12月18日(日)に集会を開きます。テーマ「市民測定室を作りたい!」 詳細

 

町田市議会ほか

2012年2月28日本会議において「町田市における放射能対策の強化を求める請願」が採択されました。  詳細

 「町田市における放射能対策の強化を求める請願」は、13日の健康福祉常任委員会で全会一致で採択され、本会議へ送られました。 あわせて、議員全員一致で以下の付帯条件が付きました。 「保健所及び消費生活センター等の関連部署で食品放射能測定を強化されたい」 詳細

当会は、これまで町田市で「放射能から幼い命を守る」ために活動してきたさまざまなグループと共に「町田市における放射能対策の強化を求める請願」を提出しました。 詳細

 

食品放射能測定所

開設準備会のホームページが立ち上がりました。

http://machidasokuteishitsu.blog.fc2.com/ 

 

放射線測定

土壌の核種分析結果

2012年1月16日

ストロンチウム 詳細

2011年12月28日

セシウム   詳細      

空間放射線量

2012年1月15日(日)

定期放射線測定結果 

 詳細

2011年10月4日

第3回放射線測定の結果と解説を掲載しました。

ニュース 結果と解説

2012年1月5日

東玉川学園バス停前排水溝内の土壌は除染?撤去? されました。詳細

 

情報発信

2011年12月5日

『「原発を考える会」ニュース』No.5をアップしました。

外部リンク

2014年3月17日

「外部リンク」の「『さらば、放射能!』ニュース」の最新号をアップしました。