2011年7月26日
第1回放射線測定
計測日時 7月26日(火) 午前10時~午後1時
気温29℃ 南南東の風9m
解説と結果
解説
1.玉川学園で放射線量の測定を実施
現在町田市は7つの小学校校庭で放射線量を測定し、その値を公表しています。しかし玉川学園の周辺は、その中に含まれていません。そこで、特に人の多く集まる所、子どもたちがよく行く10カ所を選んで、計測を行いました。使用した線量計は、東京都が使用しているTCS-166と同系のTCS-151、それに、町田市が使用しているDose RAE2の2機種です。
2.意外に高い放射線量
わかりやすくするために、町田市が使用しているRAE2という線量計が計測した数値のみでご説明します。その測定値平均は、1時間当たり0.093マイクロシーベルトです。市が発表する計測値の平均は同0.044で、この数値の半分以下です。
3.町田市の計測値と比べて
この違いの原因を、私たちは2点考えています。1つは計測場所です。市は、土が露出している・草が茂っていない・周囲に障害物がないという基準に基づき、校庭の真ん中で測定します。私たちは、実際に人々が集まり、子どもたちが日々活動している、そんな環境で測定しました。
もう一つ、地形が影響する可能性があります。市の測定値の中で、1カ所、他のほぼ倍の測定値を示している学校があります。図師小学校です。ここと玉川学園地域が、地形という共通点を持つために数値が類似している可能性があります。
4.玉川学園の測定値がもつ意味
今回の測定値平均0.093マイクロシーベルト(1時間あたり)は、1年間で計算すると0.815ミリシーベルトとなります。日本が安全基準としている1ミリシーベルトのすぐ手前まで来ています。この大半は半減期の長い放射性セシウムですから、これから急激な減少は期待できません。
今回の計測結果を踏まえ、特に幼い子どものことを考えて、私たちの周囲をもう一度、点検してみましょう。
「原発を考える会」
メールアドレス genpatuwokangaerukai@gmail.com
代表 大池 090-1993-2795 ike-2795@ezweb.ne.jp
測定値の読み方
測定位置(地上高)高さ 計測器TCS-151の値/計測器RAE2の値
※測定値の単位 μSv/h(マイクロシーベルト毎時)
結果
玉川学園駅南口(階段 角)
地上1m 0.08/0.08
地上10cm 0.08/0.08
玉川学園駅北口(向かい花壇レンガ上)
1m 0.14/0.08
10cm 0.15/0.09
玉川学園駅北口(タクシー乗り場)
1m 0.11/0.10
10cm 0.12/0.09
玉川大学(正門入口左横)
1m 0.10/0.08
10cm 0.11/0.08
玉川学園1丁目信号(レストラン前角)
1m 0.10/0.09
10cm 0.11/0.09
玉川中央幼稚園
1m 0.08/0.09
10cm 0.09/0.09
さくらんぼホール(前歩道)
1m 0.10/0.12
10cm 0.12/0.10
コロコロ児童館(看板前)
1m 0.10/0.11
10cm 0.12/0.10
なかよし公園(電話ボックス横)
1m 0.10/0.08
10cm 0.09/0.08
第五小学校(正門入口)
1m 0.09/0.08
10cm 0.10/0.08
7丁目公園すべり台(すべり台下)
1m 0.08/0.10
10cm 0.10/0.10
コスモス会館前(入口中央)
1m 0.10/0.09
10cm 0.12/0.09
化石谷公園 (広場中央)
1m 0.08/0.11
10cm 0.09/0.10
ユニヴェルシオール(中央入口 横)
1m 0.13/0.11
10cm 0.14/0.11
たぬき山公園(入口門扉 外)
1m 0.08/0.09
10cm 0.09/0.09